5つ数えれば君の夢 - diary.jgs.me
クラウドファンディングで資金を集めて作られたアイドル映画という、2014年らしい作品である「5つ数えれば君の夢」の初日舞台挨拶をみてきた。思い返せば、女子流ちゃんはデビューから(当時は地方オタだった)ひっそりと応援を続けてきて、随分なところまできたなあと感慨深くなった。 とにかく凄まじい映画でね、何をどう書いていいやら全くわからなくて困っている。まずね、言葉遣いがとても特殊で、もうね、神話かよ、と。なんせ我々健康優良不良男児からしてみれば女子高なんてのは異世界であり異次元なわけですよ。そこでその世界に住む彼女らが哲学的な言葉を話しているともうそれは神話なわけで。5人の天使が舞台挨拶に降臨(新井さんは映像だったけど…)して、そして神話に5人の神々が降臨するわけである。ちなみに、エンドロールにオフショットが用いられてることでメタ構造にもなっていることにパンフレットを読んで気付いた。
いやもう5人ともとても魅力的で、新井さんはひたすらに神々しかったし庄司さんはハマり役(というのもなんだけど)だったし、小西さんはメンヘラ爆発していてよかったし(特にあの体育会のシーンの顔がな)、山邊さんは「そんな役ができたのか…!」という感じだったし、中江さんは全世界のシスコンのハートをぶち抜く最高の妹だった。舞台挨拶のときにカップリングがそれぞれできているようで、人数も多いし群像劇的な構成なのかしら〜とおもっていたけれど全然違って、確かに群像劇的ではあるのだけれど、5人が美しくアンサンブルしていて凄まじいバランス感覚だなあとおもった。
何箇所か、女子流ちゃんを見にきたファンをぶん殴るようなシーンがあって全俺が騒然とした。男の子に連れ込まれた翌日に首筋に絆創膏を貼っていたり、新井さんが「独りで踊っていたい」と吐露するシーンだったり。意図的なのかそうじゃないかはわからないけれど、意図的だったら恐ろしいなあ。
とにかくまだ消化できていないので監督さん(かわいらしい女性だった)の過去作をみようとおもっている。
March 9th, 2014 2:03am